わたしと情報処理

【2021秋AU】システム監査技術者試験に合格しました!勉強時間、勉強方法を紹介

情報処理技術者試験を20回以上受験している「はずけい」です。

2021年秋の試験でシステム監査技術者に一発合格することができました!

はずけい

点数を出すのが恥ずかしいくらいギリギリですが、素直に嬉しいです!

これで、保有する高度情報処理の資格は7つになりました。(SC、NW、SA、DB、PM、ST、AU)

この記事では、システム監査技術者試験に合格するまでの勉強時間、勉強方法についてご紹介します。

これから受験される方の参考になればうれしいです。

勉強時間

今回の学習期間は約3ヶ月、勉強時間は85時間でした。

内訳は下記の通りです。

勉強内容勉強時間
午前Ⅱ過去問20時間
午後Ⅰ過去問12時間
論文テキスト10時間
午後Ⅱ過去問43時間
合計85時間

勉強時間は朝、早く起きて毎日1時間くらいを目安に行いました。

今回は生後0ヶ月赤ちゃんの世話をしながらだったので、朝起きられないこともあり、いつもより勉強時間が短めになってしまいました。

朝起きられない時は、勉強が途切れないように「毎日15分でも良いのでやる」ということを心がけました。

詳細な勉強時間はこちらの記事にメモしています。⇨【2021年秋AU】システム監査技術者試験、学習の記録

勉強方法

勉強方法は過去問をひたすらやりました。

過去問3年分が収録された問題集を2周しました。(いつもは3周を目標にしているのですが、今回は2周しかできませんでした)

試験区分ごとの勉強方法についてもう少し詳しく書きます。

午前Ⅱ

午前Ⅱは過去問を解いて、わからない用語があれば調べてブログにメモするということを行いました。

私が作成した学習メモはこちらです。⇨システム監査技術者学習メモ

システム監査技術者試験では「システム監査基準」「システム管理基準」「情報セキュリティ監査基準」といった政府機関が出している文章から出題されるという特徴があります。

お堅い言葉で書かれている上に、100ページ以上のボリュームがあるものも存在します。

覚えるのはもちろん全てに目を通すことさえ難しいため、過去問で出題された部分だけをブログに書いて覚えました。

情報処理技術者試験合格におすすめの方法、ブログで学習ノートを作ろう 情報処理技術者試験を20回以上受験し、高度試験7つに合格したはずけいです。 試験の勉強では覚えることがたくさんありますよね。 ...

午後Ⅰ

午後Ⅰは一問ずつ問題を解いて、答え合わせを行うということを行いました。

問題文をよく読み出題者の意図を理解しながら慎重に答えを探す必要があります。

必ずしも問題文の中に答えがあるとは限らず、一般論から答えを導き出す必要がある問題もありました。

また、システム監査技術者試験午後Ⅰ問題の特徴として、回答で要求される文字数が長いということがあります。

他の高度試験の午後Ⅰ問題では回答文字数は長くてもせいぜい30文字ですが、この試験では40文字から50文字の回答を頻繁に求められます。

私は勉強の時は文字数をあまり意識せずに、内容が大体合っていればOKとしてしまっていましたが、これは失敗でした

試験本番では、文字数に合わせて回答を作成するのに手間取り、貴重な試験時間を無駄に使ってしまい見直しが十分にできませんでした。

午後Ⅱ

午後Ⅱはいつも通り過去問に従って論文を書く練習を行いました。

この試験は本当に論文が難しいです。

一番最初に午後Ⅱ問題をやった時、どういう構成で文章を書けば良いのか全くわからなくなってしまいました。

システム監査には「リスク」「コントロール」「監査手続き」というお決まりの流れがあり、この通りに論文を組み立てるのは簡単です。

しかし、設問の要求事項がそれを許してはくれません。

設問の要求に従って書こうとすると、本来の型が崩れたり、話があっちこっちに飛んだり、あまりネタのないところにボリュームを持たせたりしなければなりません。

他の論文試験を独学で突破し、論文を書くことに自信を持っていた私もどんな文章が正解なのかわからなくなってしまい、今回初めて論文テキストを購入しました。

論文テキストの学習は、論文の書き方、勉強方法に目を通したあと、テキストに載っている論文事例を書き写すということをやりました。

あとは、過去問で自分なりに論文を何本も書いて感覚をつかむようにしました。

当日の手応え

試験の手応えですが、五分五分というのが正直な感想でした。

午前Ⅱの難易度は普通だと感じましたが、いつも私が得点源としている他分野(ネットワークやマーケティングなど)の問題で見慣れないものが多く苦戦しました。

勘で書いた回答がいつもより多く、勘がことごとく外れた場合は午前Ⅱ不合格もあると思っていました。

午後Ⅰは、「勉強方法」の部分でも書きましたが、時間が足りず十分な見直しができませんでした。

回答は全て埋めましたし、当てずっぽうに書いたものもほとんどなかったのですが、手応えがほとんどなく、「落ちるなら午後1かな」と思っていました。

午後Ⅱは問1のRPAの問題を選択しました。

職場の別チームでRPAを導入しているところがあり、何をやっているかなんとなく知っていたので迷うことなく、こちらを選択しました。

設問も「リスク」「コントロール」「監査手続き」を問うわかりやすい構成であったため、よくかけたと思っていました。

全体を通しての感想

最後に試験全体を通して感じたことを記載します。

私がシステム監査技術者試験にキャッチフレーズをつけるとすれば、それは「論文系最強」です。

他の論文試験よりも1段上の強敵でした。

あらかじめ考えた構成は通用せず、問題を見て毎回1から組み立てる必要があります。

また、論文のどこにボリュームを持たせるか文字数を自在にコントロールする力も求められると感じました。

自分の勉強というところでは、合格はしたものの若干準備不足だったなと感じました。

最後にもう一つ、当日の試験会場で感じたことですが、この試験を受験されている方は皆さん落ち着き払っていて「試験慣れしている猛者たちだな」と感じました。

以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

20回受験してたどり着いた高度情報処理技術者試験の勉強方法 かこのじぶん 高度試験を頑張ろうと思うんだけど、どこから手をつけていいかわからないよ。 はずけい わたしがいつもやっている勉強...