試験を攻略しよう

20回受験してたどり着いた高度情報処理技術者試験の勉強方法

かこのじぶん

高度試験を頑張ろうと思うんだけど、どこから手をつけていいかわからないよ。

はずけい

わたしがいつもやっている勉強の進め方を紹介するよ!

情報処理技術者試験を20回以上受け続け高度試験6つに合格したはずけいです。

わたしが高度試験を受け始めた頃は、何をどう勉強して良いか分からず、なかなか合格できませんでした

試行錯誤した結果、これからご紹介する方法に落ち着き、その後は一発合格できる確率がぐんと上がりました

勉強のやり方がわからない、もっと効率的に勉強したいという方は、参考にしてください。

勉強の全体像

まずはどんな勉強を、いつから、どうやってやれば良いか全体像を解説します。

どんな勉強をやるか

どんな勉強をやるかについてです。

結論としては過去問をやる。この一言に尽きます。

特に私は「過去問3年分を3周」を目標に進めています。(最低でも2周)

3年分が収録された過去問題集を買っておきましょう。

過去問の他に、テキスト学習をするかどうかは、試験区分で変わってきます。

とりあえずスペシャリスト系(SC、NW、DB、ES)の場合はテキストがあった方が安心です。

本屋などで実際に見て、解説がわかりやすいと思うものを購入しましょう。

いつから勉強を始めるか

いつから勉強を始めるかについてです。

学習をスタートする日付は試験の3ヶ月前くらいが良いと思います。

下記に当てはまる方は期間を追加しましょう。

  • 午前1免除を持っていない方:+1ヶ月
  • テキスト学習をする場合:+1ヶ月

どうやって勉強するか

どんなペースで勉強を進めるかについてです。

土日含め毎日1時間勉強しましょう。朝に勉強時間を確保するのが最も効率的です。

毎日続けることで、記憶が結びつき、だんだんと実力が上がっていきます。

1日でも休んでしまうと、力が落ちてしまうので、時間がない時は15分でもいいのでやるようにしましょう。

勉強する時間帯は朝が最強です。家で集中できない場合は、1時間早く出社するなど工夫しましょう。

勉強が習慣化すれば毎日やるのが楽になります、というかやらないと気持ち悪くなります

具体的な学習内容

次は、具体的な勉強の進め方について解説します。

まずはテキストを流す

1ヶ月くらいかけてテキストを勉強します。

テキストを暗記するほどやり込んでも試験には受からないので、流す程度にしましょう。

ここで完全に理解したり、覚えたりしようとする必要はありません。

試験でどんな知識が必要なのか、全体像を把握します。

過去問をひたすらやる

過去問題集を、頭から順番にやっていきます。

過去問題集はiTECが出版している「徹底解説 本試験問題」がお勧めです。(というか出版されている過去問題集でそれ以外見たことがありませんが。)

「午前1、午前2、午後1、午後2…」と、試験当日まで延々とこれを繰り返します。

繰り返しになりますが「過去問3年分を3周するのが理想」です。

午前問題

午前問題は、1ページごとに自分で解いて、解説を見るという方法で進めます。

答えを読むだけだと分かった気分になって終わってしまうので、自分で考えて理解し、アウトプットとしておきましょう。

わたしの場合はブログに書いています。

情報処理技術者試験合格におすすめの方法、ブログで学習ノートを作ろう 情報処理技術者試験を20回以上受験し、高度試験7つに合格したはずけいです。 試験の勉強では覚えることがたくさんありますよね。 ...

問題や解説でわからない用語が出てきたらきちんと調べておくと良いです。(他の問題で出てくるかもしれません。)

過去問の一週目はほとんどの用語が分からず調べながらやるので、1時間やっても5問程度しか進みません。

2周目からは自分の書いたメモを参考に解答できるので、1時間で15問以上進むことができます。

午前1免除を持っている人は、当然ですが午前1問題はやらなくてOKです。

逆に持っていない人は免除取得のため、時間がかかっても丁寧にやりましょう。

午後1問題

午後1問題は、自分で問題を解いた後、解説を見るというやり方でOKです。

一問解いて解説を確認するのに30分から60分かかるので、1日一問のペースで進めます。

午後2問題

午後2問題は、試験が文章問題か論文問題かで異なってきます。

1問解くのに2〜4時間かかるので、数日に分割して勉強します。

文章問題の場合は午前1の時と同じく問題を解いて解説を見るというやり方でOKです。

私がデータベーススペシャリストの勉強をした時は、問題文を読みながら、答えられる問題が出てきたらその場で回答を作っていました。

論文試験の場合は、自分で論文を考えて書くということをやります。

「構想を練る、設問ア」「設問イ」「設問ウ」という形で1問を3日に分割して書くことが多いです。

論文試験の勉強方法について、記事を書きましたのでよろしければ参考にしてください。

【高度情報処理】論文問題攻略法 情報処理技術者試験を20回以上受験し、高度試験6つを取得した「はずけい」です。 高度試験最大の難関は午後Ⅱ問題ですよね。 ...

勉強時間の割合

紹介した勉強方法をやると、勉強時間の割合は下記のようになります。

自分でやってみた結果と比べて大きな差がないか確認してみてください。

  • テキスト学習:10%
  • 午前2:25%
  • 午後1:25%
  • 午後2:40%

※わたしは午前1免除を持っているので午前1の勉強時間は0です。

わたしの学習記録

わたしが、PMとSTに合格した時の勉強記録をつけていました。参考にしてください。

【2020年秋】プロジェクトマネージャ試験、学習の記録

【2021年春ST】ITストラテジスト試験、学習の記録

プロジェクトマネージャの時は、3ヶ月前から学習を開始して、勉強時間の合計は95時間でした。

ITストラテジスト試験は、3.5ヶ月前から学習を開始して、勉強時間の合計は89時間でした。

まとめ

この記事の重要ポイントは下記3つです。これだけ持って帰ってください。

  • 過去問3年分を3周しよう!
  • 勉強は毎日やろう!
  • 勉強する時間は朝が最強!

合格目指して、一緒にがんばりましょう。