わたしと情報処理

高度情報処理を複数持っている人だけが知っている、試験にどんどん受かるようになる理由

こんにちは、システムエンジニアのはずけいです。今回は私が取得した高度情報処理技術者資格を基に、試験にどんどん受かるようになる3つの理由について書きます。

私が初めて高度情報処理技術者の試験に挑戦したとき、それは非常に高い壁に感じられました。しかし、一度3つほどの資格を取得すると、その後は比較的少ない力で効率よく取得できるようになりました。これは私にとって不思議な経験でした。

なぜそう感じたのか、私の経験を通じて見つけた3つの理由を具体的に解説します。また、これは私だけでなく、多くの複数の高度情報処理技術者資格を持つ方々も多かれ少なかれ同じ感覚になるようです。

理由1:各試験共通で使える力が身につく

一つ目の理由は、高度情報処理技術者資格を複数取得する過程で、試験を突破するための共通の力が身につくということです。

高度情報処理技術者の試験は、大きく分けて午前1、午前2、午後1、午後2の4部構成となっています。それぞれの試験には特徴があり、異なる能力を問うものの、一度高度情報処理技術者の試験に合格すると、各試験に共通する力が身につくのです。

例えば、午前1の試験は一度高度情報処理技術者試験に合格すると2年間免除となります。これにより、その免除期間中に次の試験にチャレンジし、合格することが可能になります。私自身も3つ目の資格を取得した後は、一度も午前1の試験を受けることなく、他の資格を取得し続けることができました。

午前2の試験では、対象試験の問題だけでなく、他の高度区分の問題も出題されます。これらの問題については、一度合格している試験の問題であれば、正答できる確率が高くなります。これにより、全体としての得点が底上げされ、試験突破に寄与します。

午後1の試験は、文章を読み解く力や、設問の回答を文章中から見つけ出す力が問われます。この力は、一度試験を突破すれば、どの試験においても有利な状態で挑むことができます。さらに、この能力は午後2が記述式試験の場合にも活用できます。

最後に、午後2が論述式試験の場合です。これにおいても、一度試験に合格すれば、論文の書き方、構成についての理解が深まり、それが次の試験で大いに役立つことでしょう。

理由2:勉強のやり方が確立している

二つ目の理由は、高度情報処理技術者試験を繰り返し受けていく中で、自身にとっての効果的な学習法が確立されることです。

初めての試験勉強は試行錯誤が多く、どのように学習を進めていけばいいのかわからないことも多いです。しかし、高度情報処理技術者試験を複数回受けていくうちに、試験までに何をどの程度勉強すれば良いのか、何から手をつければいいのか、どのように学習時間を設定すればいいのかといった、自分自身にとって最適な学習方法が見つかってきます。

また、試験に向けた準備が一つのルーチンとなると、その過程自体もスムーズになります。例えば、どのようにすれば効率よく学習できるのか、自分がどのようにすればモチベーションを維持できるのかといった点を理解し、それに基づいた学習計画を立てることが可能になります。

そして、何よりも大切なことは、勉強そのものが習慣化されることです。一度勉強を習慣化すれば、学習に対する抵抗感が減少し、学習自体が日常の一部となります。この状態が、次々と試験に挑み続ける力となるのです。

以上のように、試験勉強の方法が確立されることは、高度情報処理技術者試験を次々と突破していく一つの大きな要因となります。

理由3:当日、実力を発揮しやすくなる

三つ目の理由は、高度情報処理技術者試験を繰り返し受けることで、試験当日の状況に慣れ、自身の実力を十分に発揮できる状態になることです。

高度情報処理技術者試験を複数回受けると、試験の流れや雰囲気に慣れてきます。この慣れは、試験の緊張を和らげ、自身の実力を発揮しやすくする大きな要因となります。

また、試験当日の具体的な行動パターンも確立してきます。試験会場に何時に到着すべきか、昼食は何を食べるべきか、休憩時間はどのように過ごすべきかなど、これらの微細な部分が整理され、余計なストレスを感じずに試験に臨むことが可能になります。

さらに、各試験の時間配分についても経験を積むことで体得します。これにより、どこまで進んだ時点でどれくらいの時間が適切なのかを判断することができます。これは、試験時のタイムマネージメントを効果的に行い、余裕をもって問題に取り組むために大切なスキルです。

最後に

これらの経験を通じて、私が強く感じたのは、高度情報処理技術者試験を受けることは、各分野の深い知識を得るだけでなく、自身の学習方法を見つけ、試験に挑むための戦略を磨くという、自己成長の絶好の機会であるということです。

そして、それぞれの試験に挑む過程で得た知識と経験は、次の試験に受かるための力強い支えとなります。試験を通じて蓄積された知識や経験は、新たな試験への挑戦を容易にし、次第に高度情報処理技術者としての自己確信を深めていくでしょう。

また、繰り返し試験を受けることで試験当日の流れに慣れ、最大限のパフォーマンスを発揮することが可能になります。試験勉強が日常的なルーチンになると、新たな試験に対する恐怖感や抵抗感が少なくなり、より自信を持って挑むことができます。

私がここで共有した経験が、これから高度情報処理技術者試験に挑戦する皆さんの一助となれば幸いです。私たちは常に学び、成長し続けることで、より良い未来を創り出していけることを信じています。これからも一緒に学び、成長し、ITの世界を進化させていきましょう。