試験を攻略しよう

20回以上受験経験者が明かす!高度情報処理技術者試験午前1の攻略法

こんにちは、私の名前は「はずけい」です。長年のシステムエンジニアとしての経験と、多くのIT関連資格を保有している私が、あなたに高度情報処理技術者試験の一部である午前1試験の攻略法をお伝えします。この試験、意外と厄介な相手です。問題のレベルはそれほど高くないものの、高度試験の内容とは試験範囲が異なっているため、油断していると足元をすくわれかねません。さらに、午前1試験で不合格になってしまうと、その後の試験は採点されません。午後試験の出来がよかったのに、午前1のせいで不合格になってしまったとしたら、これほどもったいないことはありません。そこで今回は、私が20回以上受験した経験を元に、午前1の攻略法をお伝えします。

高度情報処理午前1試験とは

高度情報処理技術者試験は、午前1、2、午後1、2の4つの試験で構成されています。その中でも午前1試験は、一番初めに行われる試験で、30問の四肢択一のマークシート形式で行われます。試験時間は50分で、6割以上正解すれば合格となります。ただし、合格点を下回った場合、それ以降の試験は採点されません。

午前1試験の問題内容は、応用情報の午前試験と出題範囲、レベルともに同じで、問題そのものも実際の応用情報の問題からピックアップされるようです。出題範囲はテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系と幅広く、各分野の基礎知識とコンピュータに関する計算問題、理論問題が出題されます。特に計算問題や理論問題は、表面的な学習ではなく、しっかりと理解していないと正解するのが難しいため、注意が必要です。

午前1の攻略法

ここで一つ、驚きの結論をお伝えします。午前1の攻略法は「午前1試験を受けないこと」です。なぜなら、午前1試験には免除制度があり、条件を満たせば午前1は受験する必要がありません。私自身、高度情報処理を20回以上受験していますが、その中で午前1試験を受けたのは2回ほどで、あとは全て免除でした。

具体的に午前1免除となるには、以下、3つのうちいずれかの条件を満たす必要があります。条件を満たした後2年間は午前1試験が免除になります。

  1. 応用情報処理技術者に合格する。
  2. いずれかの高度試験または支援士試験に合格する。
  3. いずれかの高度試験または支援士試験の午前1試験で基準点以上の成績を得る。

午前1免除を獲得するためのポイント

まず、応用情報処理技術者を持っていない場合はそちらを取得します。もしも、基本情報処理技術者を持っていない場合は、基本情報処理技術者からステップを踏むようにしましょう。

次に、免除期間が切れてしまった場合です。高度情報処理の本丸の試験ももちろん大切ですが、午前1試験だけは絶対に合格できるよう特に力をかけましょう。応用情報を持っているから勉強しなくて大丈夫だろうと考えるのは大きな間違いです。また、春試験と秋試験の年2回、高度試験を受けるということも大切です。免除期間が切れていた場合も、どこかで1回午前1に合格してしまえばそこから免除が復活しますので、受験チャンスを増やすということは重要です。

午前1の勉強方法

午前1の学習は高度情報処理の過去問を使っての学習をお勧めします。高度情報処理の過去問題集には午前1を含め、過去3年分の問題が収録されています。解説も詳しくされていますので、活用しましょう。過去問3年分を3周することをお勧めします。

午前1学習のポイント

わからない問題は答えだけ見てわかった気にならず、理解するということが重要です。理論問題、計算問題のパターンはある程度限られているので確実に得点できるよう、きちんと理解しましょう。覚えたこと、理解したことをアウトプットして記憶に定着させることを心がけましょう。

試験当日の午前1試験のアドバイス

午前1問題は比較的時間に余裕があります。必ず見直しをしましょう。時間に余裕があっても一つの問題で時間を使い過ぎてしまうと残り時間が少なくなり焦ってしまうので、印をつけて一旦飛ばし、全ての問題を見終わった後に取り組みましょう。

午前1の出来が悪いと、その後の試験に対するモチベーションが下がってしまうかもしれません。しかし、終わった試験のことは忘れて、次の試験に全力で取り組みましょう。合格することも大切ですが、せっかく勉強したのなら、その成果をすべて出し切るつもりで頑張りましょう。それに6割という合格点はそれほど高くありません。出来が悪いと思っても合格している可能性は十分にあります。

まとめ

高度情報処理技術者試験の午前1試験は、一見難しそうに見えますが、適切な攻略法と勉強法を用いることで、合格への道は開けます。特に、免除制度を活用することで、試験を受ける必要すらありません。しかし、免除が利用できない場合や期間が切れてしまった場合でも、過去問を活用した学習と理解を深めることで、必ず合格できるようになります。試験当日は、時間を適切に管理し、焦らずに全問題を見終わることを心がけましょう。そして何より、自分が頑張って勉強した成果を全て出し切ることが大切です。これらのポイントを押さえて、一緒に高度情報処理技術者試験の合格を目指しましょう。