試験の解説

基本情報処理を飛ばして応用情報処理を受けるのはアリか?高度情報処理まで取得した私の考え

はじめまして、私の名前ははずけいです。長年のシステムエンジニアとしてのキャリアを通じて、基本情報処理技術者、応用情報処理技術者、現在では7つの高度情報処理技術者試験を取得しました。

その中で、私が初めて挑戦した時、一つの大きな疑問に直面しました。「基本情報なんて飛ばして、応用情報を受けた方が良いのではないか」という疑問です。今回は、この疑問を抱えている方に向けて、私の経験と現在の考えを共有したいと思います。あなたのIT資格取得の旅に少しでも役立てれば幸いです。

私が、基本情報を飛ばして応用情報を受けた方が良いと考えていた理由

私が初めてこの資格に挑戦した頃、「基本情報なんて飛ばして、応用情報を受けた方が良いのではないか」と考えていました。理由は、応用情報の合格メリットの方が大きいからです。例えば、私の場合、会社からもらえる資格手当が応用情報の方が多かったし、応用情報に合格すると高度情報処理の午前試験が免除になるメリットもありました。基本情報に時間を費やすよりも、早く応用情報に挑戦して、まぐれでもいいから合格できればラッキーだと考えていたのです。

基本情報を飛ばすのは無し、3つの理由

私の結論は基本情報を飛ばして応用情報を受けるのは「無し」です。理由3つを解説します。

理由1:応用情報が難しすぎて心が折れる可能性がある

一つ目の理由はいつまでたっても応用情報に合格できず心が折れてしまう可能性があるということです。

私の友人は、基本情報に合格した後、応用情報のレベルの高さに苦戦し試験に何度も挑戦していました。周りを見渡しても、基本情報を持っている人に比べて応用情報を持っている人はほんの一握りです。

やはり、応用情報は基本情報よりも一段階難しく、いきなり応用情報に挑戦しても受からずに受験をやめてしまう可能性があります。

私の場合は、基本情報と応用情報の難易度の差はそれほど感じず、応用情報をあまり苦労せずに取得することができました。ただ、今考えるとこれは基本情報で苦労している間に地力が上がったのだろうと感じています。

理由2:基礎力不足で高度試験に挑むのは危険

理由の2つ目は、基礎力が不足している状態で高度情報処理に挑まなければならない可能性があるということです。

応用情報を突破するだけの実力がきちんと備わっていればいいのですが、応用情報にまぐれで合格してしまった場合は危険です。

応用情報に合格すると、高度情報処理の午前1試験が2年間免除されます。ただし、高度情報処理のレベルは非常に高いため、この2年間の間に高度試験に合格するのは難しいです。

免除期間が切れて午前1の勉強をする場合、基礎力がついておらずもう一度勉強をやり直す場合、大変な負担となります。

高度情報処理では、午前1試験で応用情報の問題がついて回るので、きちんと基礎力をつけておいた方が良いです。

理由3:ITの資格ならやっぱり基本情報は持っておきたい

三つ目の理由は、ITの資格保有者なら基本情報は持っておきたいというものです。

システムエンジニアの資格といえば基本情報処理技術者は一丁目一番地、他の業界からの知名度も一番高いです。

履歴書や経歴書に資格を書く際に応用情報だけ記載があるのと、基本情報+応用情報の両方が書いてあるのでは輝きが違います。(完全に個人的な感想です。すみません)

もし私が今、基本情報を持っていないとしたら、真っ先に取得したいです。

最後に

基本情報処理技術者を飛ばして、応用情報処理技術者を受けるのはありかという内容でお伝えしました。私の結論は、基本情報に合格してから応用情報に挑戦するのがおすすめです。

私もいくつもの試験に挑戦しましたが、最初の基本情報に合格した時は本当に嬉しかったです。

あなたの成功を願っています。頑張ってください!