こんにちは、「はずけい」と申します。私はシステムエンジニアとして15年の経験を持ち、7つの高度情報処理を取得してきました。
基本情報処理技術者、応用情報処理技術者に合格したという方は、次はほぼ間違いなく高度情報処理技術者に挑戦することでしょう。高度情報処理に合格すれば、自分の成長と大きな達成感を得られるでしょう。また、会社から大きく評価してもらえ、会社によっては資格報奨金、資格手当といったご褒美もあります。ただし、この高度情報処理は簡単に合格できるものではありません。私の周りでも、合格できずに何年も挑戦を続けている方がいます。今回の記事では、応用情報処理技術者に合格したあと、高度情報処理にどうしても合格できない人の特徴と解決策について記事にまとめました。
高度情報処理試験と応用情報試験の主な違い
まずは試験の形式が変わります。応用情報が午前、午後の2つの試験で基準を満たせば合格なのに対し、高度情報処理では、午前1、2、午後1、2の4つの試験全てで基準を満たす必要があります。また、試験の難易度も大きく上昇します。
高度情報処理試験に合格するための必要なスキルセット
応用情報に合格するレベルの知識に加え、対象分野の専門的な知識が必要です。また、午後1試験(午後2試験が記述式の場合)問題文の内容を理解し、素早く正解を導き出す能力が必要です。午後2試験が記述式の場合、その分野の本質的な理解が必要です。単なる知識ではなく、腑に落ちるレベルでの理解が必要です。午後2が論述式の場合、その分野の専門家の観点で物事を見て、論じる能力が必要です。
応用情報試験までしか進めない人が持つ共通の弱点や特性と解決策
応用情報試験までしか進めない人が持つ共通の弱点や特性は主に3つあります。
1. 年に1回しか試験を受けていない
例えば、応用情報処理技術者に合格したので「次はデータベーススペシャリストだ」と考え、データベーススペシャリストのみを受験し続けます。高度情報処理は応用情報処理技術者に比べて格段に難易度が上がります。しかも、データベーススペシャリストは高度区分の中でも比較的難易度が高いため、いつまでも合格できないという状況に陥ってしまう可能性があります。
解決策
年に2回試験を受けるようにしましょう。本名が秋試験のデータベーススペシャリストだとしたら、春試験で、ITサービスマネージャかシステムアーキテクトを受験するようにしましょう。2つの試験を受けることで、効率の良い学習方法がわかってくる。午前1の免除期間を継続しやすい、試験そのものに慣れて実力を発揮しやすくなると言ったメリットがあります。情報処理安全確保支援士は、更新に費用や労力が発生しますが、それが気にならない方は、情報処理安全確保支援士を一番先に受験するのがお勧めです。この試験は比較的難易度が低い上に、年2回受験できるため一番合格しやすい試験です。
2. 学習スタイルができていない
何をどれくらいやればいいのか、力をかけるポイント、効率の良い学び方ができていないと、頑張って勉強をしているつもりでも成果が上がりにくいです。当時の私も同じで、毎週末図書館に通って何時間も勉強していましたがいつまで経っても合格できないという状態が続きました。
解決策
解決策は諦めない、本気でやる、他の人の真似をするの3つです。何年も諦めずに挑戦し続けている方は素晴らしいです。辛い不合格を何年も受けながら継続するのは本当に大変です。諦めずに勉強し続ければ実力は確実に上がってきます。また、自分の勉強スタイルができてくるのでより合格に近づきやすくなります。
しかし、毎年準備不足でなんとなく試験を受けている場合は実力が上がらずいつまで経っても合格できません。毎回本気で試験準備しましょう。
自分の学習スタイルがない場合は、他人の学習方法を参考にするのがお勧めです。私の学習方法は、3ヶ月前から学習開始、テキストは流して、過去問3年分を3周する、です。勉強するのは毎朝1時間です。あとは、腑に落ちるまで調べる、調べたことをアウトプットして定着させることもポイントです。
3. 仕事が忙し過ぎて勉強時間が確保できない
学習は継続が命です。残業が多過ぎて学習時間を思うように取れない場合非常に非効率な学習になってしまい、合格が遠のいてしまいます。仕事が忙し過ぎて、その年の試験を諦めなければならないとしたら非常に勿体無いです。
解決策
私の経験上、一時的に発生する残業の場合、月に80時間くらいまでなら勉強と両立できます。体は辛いと思いますが、毎朝早起きして1時間の学習時間を捻出します。どうしても起きられない日は15分でもいいのでやって継続が途切れないようにします。残業が月に80時間を超える場合や、長時間の残業が慢性的に残業が続く場合は、勉強するどころではなく体に不調をきたしてきますので、転職しましょう。
最後に
これらの特徴や解決策を心に留めて、次の試験に臨んでみてください。試験に合格するためには、適切な学習方法と時間管理、そして何よりも諦めずに挑戦し続けることが重要です。自分自身の弱点を理解し、それを克服するための具体的な行動をとることで、必ずや目標の資格取得に近づくことができるでしょう。
私自身もこれらの経験を通じて、多くの資格を取得することができました。それぞれの試験は難しく、挫折することもありましたが、その都度立ち上がり、再び挑戦することで成果を得ることができました。あなたも自分自身を信じて、挑戦を続けてください。そして、その過程で得られる経験と知識が、あなたのキャリアをさらに豊かなものにしてくれることでしょう。
最後に、あなたが目指す資格取得に向けて、全力で応援しています。あなたの成功を心から願っています。