はずけいです。38歳、システムエンジニアの私は、15年のキャリアをもち、多くの情報処理資格を手にしてきました。でも、最後の一つ、エンデッドスペシャリスト試験で挫折しました。今回は、その経験から得た学びをシェアしたいと思います。
受験の動機
私は、エンデッドスペシャリストを除き、他の高度情報処理技術者資格は全て取得してきました。「40歳までに情報処理技術者試験を全制覇する。」という目標を持ち、、最後の砦、エンデベッドシステムスペシャリストに挑戦することを決めました。
挑戦
エンデベッドシステムスペシャリストは組み込み系システムの資格です。私は今までの業務では経験したことのない分野であり、高いハードルを感じました。
しかも、今回(2023年度)の試験から試験内容が変更となりました。
具体的な変更内容は以下となります。
- 午後1:(変更前)記述式試験、3問中2問選択⇨(変更後)記述式試験、2問中1問選択
- 午後2:記述式試験⇨(変更後)論述式試験
午後1は解答する問題が2問から1問に減ったことで、問題の難易度が上がることが予想されました。過去問の午後1をこなすだけでは実力が不足する可能性があったため、過去問の午後2(記述式)試験もやりました。
一番の問題は論述式でした。スペシャリスト系の試験で論文を書くのは初めての経験でありしかも、業務経験が無いため、論文のネタがありませんでした。
私はネットに公開されていた、ある一つの組み込み系システムに関する資料を読み込み、それをネタに論文を書きました。
論文の試験問題も過去問が無いため、システムアーキテクト試験の午後2(論述式)の組み込みシステム向けの問題(問3)を仮想問題に見立てて、論文を書きました。
午前2も専門性が高く学習は困難でした。過去問の午後2(記述式)に時間を取られる上に、新試験の午後2対策(論述式)もしなければならず、多くの学習時間が必要となりました。
難易度の高い挑戦でしたが、学習時間は50時間を越え、少しずつ合格の糸口が見えてきていました。
挫折の背景
もしかしたら合格できるかもしれない、そう思った矢先の出来事です。
資格を取りたいという情熱が失せてしまいました。
試験までの日が迫る中、情熱のない状態での学習は苦痛と感じるようになりました。
学習時間は減り、今までコツコツ続けてきた勉強もちょっとしたことでサボるようになりました。
試験まで後2週間、もう少しだけ頑張れないかと思いましたが、これ以上は勉強しないという決断をしました。
情熱が失せてしまうのは、私の性格によるところが大きいです。
ゲームなどをやっていても、裏ボスの攻略や、やり込みなど、終わりが見えてその先に何も無いとわかると飽きてしまうのです。
まさか、10年以上続けてきた情報処理技術者試験への挑戦がこんな形で終わるとは思ってもみませんでした。
やめると決めた後もすっきりした気分にはなりませんでした。
ここでやめてしまうのは、自分の選択が間違っているのではないか。という思いを最後まで消し去ることはできませんでした。
学び
今まで私は、淡々と学習を続けてきて、誰でも同じようにやれば試験に合格できると考えてきました。
今回のことで私は、試験に挑戦するには熱い情熱が必要であり、それを支えるのは強い欲望であると感じました。
最後に
今、資格試験を頑張っている方も色々な壁にぶち当たっているかと思います。
でも、情熱さえあれば大丈夫、どんな壁も越えられるはずです。
私も、資格試験への情熱は冷めてしまいましたが、新しい情熱(ブログで稼ぐ)は冷めていません。
情熱続く限り!頑張りましょう!