わたしと情報処理

情報処理技術者試験の完全制覇を目指した時に現れた3つの壁

こんにちは、はずけいと申します。私は情報処理技術者試験完全制覇を目指して10年以上積み上げを行ってきました。受験回数は27回、エンデベッドシステムスペシャリストを除き全て取得しました。

私がここに到達するまでには大きな3つの壁が立ち塞がりました。今回はその3つの壁についてご紹介したいと思います。

私が長い期間をかけて努力し続けた結果、独自の視点や経験から得られた内容がここにあります。その中には、私も予想しなかった意外な発見も含まれています。ぜひ、読んでみてください。

1つ目の壁:難易度の壁

一つ目の壁はやはり、難易度の壁です。

基本情報処理技術者ですら、合格することができずに諦めてしまう人がいます。

さらに応用情報処理技術者、高度情報処理と難易度は上がります。特に高度情報処理はその壁の高さに驚くことでしょう。

私自身、高度情報処理技術者試験は大変な努力が必要でした。セキュリティスペシャリスト(現在の情報処理安全確保支援士)では3回、ネットワークスペシャリストでは5回、データベーススペシャリストでは7回と、合格するのに何年もかかりました。

この壁の乗り越え方は「継続すること」です。

最初のうちはいくら頑張って勉強しても成果が出ないかもしれませんが、毎日コツコツ努力することで、確実に実力は積み重なります。

勉強が習慣化して、自分に合った勉強のやり方もわかってくればいつの間にか壁は低くなっています。

2つ目の壁:他人の目

2つ目の壁は意外かもしれませんが、「他人の目」。すなわち人からどう思われているかが怖くなったということです。

私の会社では社内掲示で高度上情報処理の合格者が発表されます。私も最初は誇らしい気持ちでした。

しかしながら、合格を重ね、高度情報処理を4つくらい取得したところで周りの目が気になるようになりました。

「あいつは、資格報奨金目当てで資格ばかり取っている」周りからそのようにみられているのではないかと不安になりました。

この壁の乗り越え方は「深く考えないこと」でした。

他人にどう思われているかを深く考えても意味はありません。他人の目を気にしすぎず自分が達成したい目標に集中することが重要です。

私の場合は、不安になるたびに「他人にどう思われてもいい」「他人がどう思うかより、自分がどう思うかが大事だ」と自分に言い聞かせて気持ちをリセットしていました。

他人の目を気にして、自分の行動を変えてしまうのは、自分が他人にコントロールされてしまうのと同じです。

私はそれが悔しいと感じました。

3つ目の壁:やる気の喪失

3つ目の壁は、「やる気を失ってしまった」ということです。

私の場合、7つの高度情報処理に合格して後2つとなった時に現れました。

残り2つの試験は合格しても私にとってメリットあまりなく、消化試合のような感覚になっていました。

これまで光り輝いて見えた「情報処理技術者試験全制覇」という目標は急に色あせてしまいました。

残り2つのうち一つ(ITサービスマネージャ)には合格しましたが、最後の一つ(エンデベッドシステムスペシャリスト)の試験2週間前でついに手が止まってしまいました。

このことについては、下記で別途記事にしていますので良かったら読んでください。

この壁を乗り越えるための方法は、残念ながら私には見つかりませんでした。

目的意識を失った状態は、ガソリンタンクが空になった車と同じ。もう走ることはできないということを学びました。

最後に

ここまでやってきた私だからこそ、高度情報処理技術者試験全制覇がどれほどすごいことかよくわかります。

注目すべきは、この難易度の高い挑戦を突破して、全制覇を成し遂げた人が何人もいるということです。

今回の3つの壁は、私が直面したもので、全ての人が経験するものではないかもしれません。

しかしながら、高度情報処理全制覇は長い道のりです。

人によって形は違っても、たくさんの壁があるはずです。その壁を全て乗り越えて全制覇を成し遂げた方には賞賛しかありません。

もし、同じように全制覇を掲げて努力を続けている方がいれば、今後もぜひ頑張ってください!