試験を攻略しよう

資格試験で本番に弱いあなたへ!実体験から学ぶ5つの原因と解決策

私ははずけいと申します。情報処理技術者試験を27回受験し、高度情報処理の8つの資格を取得。PMP試験では2回の挫折を乗り越え、3回目に合格を果たしました。

資格試験の本番で実力を発揮できないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

初めの頃、私も過去問は得意だったのに、本番では焦りから実力を十分に発揮できず、何度も失敗を経験しました。

そんな私も試験を重ねるうちに、本番での対応力が身につき、今では自分の実力を100%発揮できるようになりました。

この記事では、試験本番での緊張や焦りに悩む方へ、その原因と克服のヒントをシェアします。

本番に弱い原因

まずは、本番に弱い原因としては主に以下5つが考えられます。

原因1:緊張

試験会場の独特の雰囲気や他の受験生、そして試験監督者の存在。これらが組み合わさると、試験の本番は緊張の場となります。

私自身、初めの頃は心臓が高鳴り、足は震えていました。今も新しい試験に挑むと緊張します。

この緊張の大きな原因は、試験問題への不安や恐れです。

極度の緊張は体を疲れさせ、実力を十分に出せなくなります。さらに、緊張は焦りを生み、冷静な判断が難しくなります。

原因2:浮き足だってしまう(焦り)

想定外の事象に焦って浮き足立ってしまう。すなわち平常心を失ってしまうことです。

想定外の事象、例えば問題が予想より難しかったり、試験時間が足りない場面で、焦りから平常心を失い、浮き足立ってしまうことがあります。

冷静に問題に取り組んでいたはずなのに、突然の焦りで、状況が手に負えなくなることがあります。

これは、戦国時代の合戦で背後から敵に襲われて混乱し、総崩れになるような状況に似ています。

このような焦りは、貴重な試験時間を無駄にする原因となります。

原因3:時間が足りない

問題の内容を理解し、回答もできるのに、時間配分の問題で最後の問題まで手が回らないことがあります。

私自身も「時間さえあれば全て回答できる」と感じることが多々ありました。

しかし、試験で求められる実力とは、限られた時間内での正解導き出す能力も含まれるため、時間管理は必須です。

ほとんどの試験では、全問解答できないと不合格のリスクが高まります。

さらに、時間が迫ると焦りが生じ、それがパフォーマンスを低下させる要因となります。

原因4:体調不良

体調が万全でないと、どれだけ実力があってもその全てを発揮できない可能性が高まります。

体調不良の原因は様々で、病気、前夜の徹夜による眠気、緊張からくるお腹の痛みなどが考えられます。

体調に関する感じ方は個人差がありますが、私は、試験中にお腹が痛くなり、トイレに行くか悩み手を挙げることへの恥ずかしさもあり、貴重な時間を無駄にしてしまいました。

原因5:実力不足

「本番に弱いから試験に合格できない」と感じることもあるかもしれませんが、時として、その根底には実力不足が潜んでいることがあります。

私自身も、過去に何度かこの失敗を経験しています。

テキストの内容をほぼ理解しているからと、過去問を十分にこなさず、安易に「大丈夫だろう」と考えていました。

また、過去問に取り組む際、わからない問題が出てもすぐに答えを見てしまい、表面的な理解で満足してしまっていたのです。

対策方法

本番での強さを手に入れるための対策をここで共有します。

本番に弱いと感じる原因は多岐にわたりますが、これらの原因は互いに関連しています。

例えば、「緊張する→焦る→体調が悪くなる→時間が足りなくなる」といった悪循環が生じることもあります。

解決策は、個別の原因ごとに存在するだけでなく、これらを全体的に改善するアプローチが重要です。

本番試験を何度も受ける

本番試験を繰り返し受けることは、実力を発揮する上で最も効果的な解決方法と言えます。

私自身、高度情報処理技術者試験を初めて受験した頃は、緊張や焦りからなかなか実力を出し切れず、失敗が続いていました。

しかし、15回程度の受験を経て、緊張感が薄れ、それによって毎回最高のパフォーマンスを発揮できるようになりました。

お金はかかりますが、本番試験さながらに行われる模試を受けることも大変有効です。

試験を知る

試験に強くなるためには、「試験を知る」ことが必須です。

これはまさに「敵を知る」ことと同義です。

公式サイトを利用して試験の構成、制限時間、合格基準を把握しましょう。

出題される問題は過去問が最高のみちしるべとなります。

必ず過去問を中心とした学習プランを作成しましよう。

試験情報を得て本番をイメージすることで、緊張感も軽減されるでしょう。

また、過去に試験を受験した方のブログを読むのも一つの有益な方法です。

試験本番での過ごし方

試験本番で実力を出し切るために私が実践していることを5つお伝えします。

  1. 前日は睡眠をよく取る。
  2. 前日までに持ち物を準備し、会場までのルート、家を出る時間をチェックしておく。
  3. 昼食をはさむ場合は、食べ過ぎ、飲み過ぎ注意。
  4. 試験中に試験中は合格を意識しすぎない、実力を出し切ることに集中する。(焦った時は特に!)
  5. タイムマネジメントして、解き残しが無いようにする。

反省する

本番に弱いと感じる方は、その原因を意識的に振り返ることが重要です。

この反省を通じて、自分の弱点を見つける手がかりとなります。

資格試験は、不合格でも次のチャンスがあります。

振り返りを基に反省点を抽出し、新しい作戦を立て、実行に移し、その結果を確認するプロセス、すなわちPDCAサイクルを回すことで、効果的な改善ができます。

瞑想を習慣化する

瞑想を日常の習慣に取り入れることは、資格試験でのパフォーマンス強化に非常に有効です。

瞑想を習慣化することで、日頃から自分の心の状態に気づくことが可能になり、緊張や焦り、不安などの感情に早く気づくことができます。

これにより、感情に流されることなく、それらをコントロールするチャンスが得られます。

私自身、試験問題が難しくてパニックになった経験があります。

問題を解く手が止まり、時間だけが過ぎていく中で何もできない状態でした。

しかし、普段からの瞑想の習慣のおかげで、いち早く自分の状態に気がつき、自分の実力を出し切るという目的に立ち戻ることができました。

諦めずに問題に取り組んだ結果、試験に合格することができました。

まとめ

資格試験で本番に強くなるためには、まずその「弱さ」の原因を理解し、それに対する具体的な対策を講じることが重要です。

本記事では、主な原因として「緊張」「焦り」「時間不足」「体調不良」「実力不足」を挙げ、それぞれに対する対策を提案しました。

具体的な解決方法として、「本番試験を何度も受ける」「試験を知る」「反省する」「瞑想を習慣化する」などがあります。

これらの方法は、それぞれが独立しているだけではなく、相互にリンクして効果を発揮します。

例えば、瞑想によって心のコントロールができるようになれば、緊張や焦りを軽減でき、それが結果として実力を発揮しやすい状態を作り出します。

試験は単なる知識のチェックではなく、その知識をどれだけ効果的に発揮できるかを試す場でもあります。

だからこそ、知識を身につけることと並行して、心と体のコンディション管理も行い、本番で100%の力を発揮できるようにしましょう。

皆さんの試験合格を心からお祈りしています。頑張ってください!