試験を攻略しよう

基本情報処理技術者試験:試験の概要と実践的対策法

基本情報処理技術者試験に挑戦しようとしていますか?その選択、大いに賛成です!私はIT業界で15年以上のキャリアを持つベテランエンジニア、「はずけい」です。この記事では、私が試験に合格するために使った学習法や、試験の内容・形式を詳しく解説します。一緒に試験合格の道を歩んでいきましょう!

基本情報処理技術者試験の概要

「基本情報処理技術者試験」は、ITの基礎知識を証明するための国家試験であり、その重要性は言うまでもありません。これは、あなたがITの基本知識を持ち、新しい知識を習得する能力があることを他者に示すための重要な手段です。特に、業務経験がほとんどない新人の場合、この試験の合格は能力の確固たる証明となります。

試験の対象者は、「ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能を持ち、実践的な活用能力を身に付けた者」とされています。共通の知識を持つことで、業務を円滑に進めることが可能になります。また、上位職者からの指示を適切なレベルで理解し、実行する能力も証明されます。

試験に合格した後のキャリアパスについては、さらなる資格取得を推奨します。基本情報処理技術者の資格を持っていることで、応用情報処理技術者、高度情報処理技術者への道が開かれます。これらの資格はあなたが高い技術レベルを有していることを証明し、あなたのキャリアをさらに飛躍させることを可能にします。

試験の内容と形式(科目A、科目B)

基本情報処理技術者試験は、2023年5月現在、試験会場に設置されたコンピュータを使用するCBT(Computer Based Testing)方式で実施されています。試験は通年で行われ、受験者自身が試験場所、日時、開始時刻を選べます。また、試験結果は試験終了後すぐに確認可能です。

試験は、科目Aと科目Bの2部構成で、2つの試験の間に最長10分間の休憩を取ることができます。科目Aは多肢選択式(四肢択一)の60問を90分で解き、科目Bは多肢選択式の20問を100分で解きます。科目Aと科目Bの両方で60%以上得点すれば合格となります。

科目Aでは9つの大分類に分かれた知識が問われます。具体的には、基礎理論、コンピュータシステム、技術要素、開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム戦略、経営戦略、企業と法務などです。

一方、科目Bでは、プログラミング全般、プログラムの処理の基本要素、データ構造及びアルゴリズム、プログラミングの諸分野への適用、情報セキュリティの確保などが出題範囲となっています。試験では擬似言語を用いて問題が出されます。この科目では、プログラムの要求仕様の把握、プログラムの実装、既存のプログラムの解読と変更、処理の流れや変数の変化の想定、プログラムのテスト、デバッグと修正方法の検討などが求められます。

試験対策と勉強方法

私自身の試験対策は、会社が提供する研修を受けた後、過去問題を中心に学習を進め、2回目の挑戦で合格を果たしました。その経験から、以下のような勉強法やリソース、試験対策を他の受験生に推奨します。

  1. テキストと問題集の活用:試験対策用のテキストや問題集は質の良いものが多く発売されています。一通りテキストを読み、大まかな内容を理解した後は、実際の問題を解く練習に移りましょう。また、過去問題を収録したウェブサイトも存在します。
  2. 理解とアウトプット:問題の答えを見て理解したと感じるだけでなく、しっかりと内容が理解できるまでテキストやウェブ上の情報を調査しましょう。理解したことを自身の言葉でまとめて出力することで、より深い理解と記憶の定着を促進します。
  3. 試験対策のセミナー:特に新卒や、資格試験に慣れていない方は、試験対策のセミナーを受講することも有効です。出題ポイントや学習の進め方など、効率的な学習方法を教えてくれます。

科目Aのロジック問題は複雑ではありますが、一定の出題パターンを理解することで対策が可能です。問題集を活用し、各パターンをしっかりと理解し、正確に回答できるように訓練しましょう。

一方、科目Bではプログラミングの理解力が求められます。ここでも過去問の反復練習を通じて、自身のプログラミング能力を高めることをおすすめします。

試験当日のアドバイス

試験当日について、私の経験から得たいくつかのアドバイスを共有したいと思います。

まず、試験は6割で合格というシステムなので、すべての問題に正解する必要はありません。わからない問題が出てきても、あまり焦らないようにしましょう。大事なことは、自分の実力を最大限に発揮することです。落ち着いて問題を解き、実力を出し切ることに集中しましょう。

問題を解き終わった後は、時間の許す限り見直しを行いましょう。見直しにより、最初に見落としていた問題や誤解答を見つけることができます。この見直しで拾える1問、2問が合否を分けることもあります。

試験当日は、一晩しっかりと睡眠を取り、リラックスして試験に臨むことをお勧めします。

まとめ

基本情報処理技術者試験は、確かに高い壁です。しかし、その高い壁を乗り越えて掴み取った合格は、私自身、本当に喜びでした。上司や同僚からは「よくやった」「すごいね」と言ってもらえて本当に嬉しかったです。基本情報処理技術者はあなたのキャリアのスタートであり、あなたが持つITスキルを証明するものです。大変ではありますが、それだけの価値があります。

試験は困難かもしれませんが、しっかりと準備をすれば必ず乗り越えられます。あなたの挑戦を心から応援しています。