こんにちは、はずけいです。
ネットワークスペシャリスト試験に挑戦しようとしている皆さん、試験に合格するための効率的な学習方法を知りたくありませんか?
私は過去に何度も試験に失敗しましたが、その経験から学んだことで、合格への道筋が見えてきました。
今回は私の失敗談と、それをもとに見つけたネットワークスペシャリスト試験合格の秘訣をお伝えします。
ぜひ最後までお読みください!
ネットワークスペシャリストとは
ネットワークスペシャリストは、情報通信技術(ICT)の専門家で、ネットワークに関する幅広い知識と技術力を持っています。この資格は、高度情報処理技術者試験の中でも難易度が高いとされています。
試験は、覚えることや理解することが多く、ネットワーク技術の基礎から応用までの知識が試されます。特に、午後2の試験では実際の業務レベルのシステム構成図が表示され、データの流れやプロトコルについて理解が必要となります。
ネットワークスペシャリスト資格を取得することで、企業や組織のネットワークインフラを設計、構築、運用、保守する能力が認められ、キャリアアップやスキルアップのチャンスが広がります。また、ネットワークに関する専門知識を持つことで、他のIT分野と連携してシステム全体の最適化に貢献することも可能です。
私のネットワークスペシャリスト受験経験
私がネットワークスペシャリスト試験に初めて挑戦したのは25歳の頃です。応用情報処理技術者に合格した後、初めて挑んだ高度区分がこの試験でした。
当時はネットワーク関連の仕事に携わっていなかったものの、ネットワーク分野に興味がありました。
周りにこの資格を持っている人はおらず、もし取得できたらちょっとかっこいいかなと考えたのが受験のきっかけです。
結局、5回も落ちてしまいまい、30歳の時に6回目の試みでついに合格を果たしました。
実力を合格水準まで上げることがどうしてもできず、「これで最後にしよう」と受けた試験で、奇跡的に合格することができました。
私の失敗
まずは、私の失敗について見ていきます。
あなたも同じようなことをやっていないかチェックしてみてください。
業務未経験でネットワークスペシャリストを受験したこと
ネットワークスペシャリスト試験は、普段ネットワークエンジニアとして働いている人にとっては業務と結び付けやすく、学習しやすいものです。
しかし、私のようにネットワーク業界にいない人にとっては、実際に触れたことがない技術を学ぶことになります。
情報処理の記述式試験の中でも最高難度の試験を、ネットワークの業務を担当していない私が、高度情報処理の最初に受ける試験として選んだのは少し無謀だったかなと思います。
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学習計画を立てずに始めた
私は試験に挑むにあたり、試験までに何をどこまでやるかという具体的な学習計画を立てていませんでした。
最初の数年間は、過去問をろくに消化できず、明らかに準備不足の状態で試験に挑んでいました。
結果は言わずもがな散々でした。
テキスト中心の勉強法
ネットワークスペシャリスト試験に向けて、私はネットワークに関する知識が全くなかったため、テキストで全てを理解することがスタートだと考えていました。
しかし、テキスト中心の学習に時間を使いすぎてしまい、問題集を解く時間が十分にとれませんでした。
実力不足の状態で、難しい問題に取り組み、自分の無知を知るのが怖かったというのもあります。
後から気がついたのは、テキストをいくら読んでも、深い理解にはつながらないということです。
また、テキストに書いてあっても試験に出題されないことの方が多いため、テキストを隅から隅までやるのは非常に効率が悪い学習方法だと思いました。
問題でわからないところを調べない
私が問題集を使った学習で失敗した点は、問題文の意味がわからなくても特に調べず、解説を読んでわかった気になっていたことです。
本当の理解には至らないまま、なんとなくわかったつもりで次の問題に進んでしまっていました。
また、問題集は数をこなすことが大切だと考えていたため、問題の質よりも量に重点を置いていました。
これらのアプローチは効果的な学習につながらず、こなした問題の量に対して実力の向上が見合っていませんでした。
休日の詰め込み学習
私が試験勉強を始めた頃、社会人としてまとまった時間が取れる休日に勉強するのがベストだと思っていました。
家では集中できなかったので、図書館に通って勉強していたんです。
集中できる環境に身を置くことは効果的でしたが、朝から1日中勉強できる日もあれば、2時間でやる気がなくなって帰宅してしまう日もありました。
全体的なモチベーションは高かったものの、良い時と悪い時の差が激しい学習方法でした。
また、プライベートを犠牲にしている感覚が強く、早く勉強から逃れたいと思っていました。
合格へ向けた効率的な勉強法
私の失敗を踏まえて、効果的な学習方法を考えました。
ネットワークスペシャリスト試験に合格するために、以下の4ステップを実践してみてください。
ステップ1:1時間の朝学習
毎朝1時間早く起きて、その時間を勉強に充てましょう。
習慣化が大切です。特別な用事がない場合は、土日も学習を続けましょう。
合格するためには、約100時間の学習時間を目安にしましょう。
ネットワークスペシャリスト試験は4月中旬に実施されるので、1日1時間の学習を前提に、年末から年明けくらいに学習を開始することをおすすめします。
ただし、この計画は午前1試験が免除されていることを前提としています。午前1試験も受験する場合は、学習期間を1ヶ月延ばしましょう。
ステップ2:テキストの効果的な利用
テキストは約10時間を使ってざっと流し読みしましょう。
覚える必要はありません。全体像を把握するだけでOKです。
テキストは問題を解いていてわからないときに辞書のように使いましょう。
【おすすめのテキスト】
情報処理教科書 ネットワークスペシャリスト
ステップ3:過去問題を中心に学ぶ
学習の中心は過去問題です。午前2、午後1、午後2の順番で1年分ずつ問題を解いていきましょう。
全くわからない状態でも大丈夫です。わからない部分はお宝だと思って、腑に落ちるまで勉強しましょう。
目標は過去問題3年分を2周することです。調べながらやると時間がかかりますが、実はそこが一番伸びているときです。
問題数をこなすだけでは実力は上がりません。問題集を使って実力を上げることを考えましょう。
わかったことをアウトプットすることが効率的な学習のポイントです。それを活用すれば、次回の学習や2年目以降も財産として活用できます。
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ステップ4:ネットワーク関連の書籍で基礎を固める
ネットワークの仕組みを解説した書籍を2冊くらい読みましょう。
試験対策本ではなく、読み物として楽しめるものを選びましょう。
朝の学習時間とは別に行います。通勤電車や休日の読書として取り組んでみましょう。
まとめ
私の失敗と、失敗を元に私がたどり着いた効果的な学習方法についてお伝えしましたがいかがだったでしょうか。
自分に合った学習方法を見つけることも重要です。上記のステップがすべての人に効果的であるわけではありません。
私のやり方を参考にして自分の学習スタイルを見つけてください。試験対策だけでなく、ネットワークスペシャリストとしてのスキルアップにもつながるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたのネットワークスペシャリスト試験合格を心からお祈りしています。