PMP

プロジェクトマネージャ試験とPMPの違いは?両方持っている私が解説します!

こんにちは、はずけいです。

今日は、プロジェクトマネージャ試験とPMPについて、どちらを受験すべきか悩んでいる方に向けて、両方持っている私が違いを解説します。どちらもプロジェクトマネジメントの資格ですが、試験内容や取得難易度などに違いがあります。この記事を読んで、自分に合った資格を見つけてくださいね。

1. プロジェクトマネージャ試験とPMPとは?

プロジェクトマネージャ試験とPMPは、どちらもプロジェクトマネジメントに関する資格です。しかし、試験内容や対象者、取得の難易度などが異なります。ここでは、それぞれの資格について簡単に紹介していきます。

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、情報処理技術者試験の中で最難関の資格の一つとされています。ITに関する基礎知識やプロジェクトマネジメントに関する基礎知識、文章読解力、論文作成力が試されます。

PMP

PMPは、米国のProject Management Institute(PMI)が認定する国際的なプロジェクトマネジメント資格です。試験は主に4肢択一の問題が出題され、プロジェクトマネジメント経験と研修受講が受験資格となります。

2. プロジェクトマネージャ試験の概要

プロジェクトマネージャ試験は、午前1、午前2、午後1、午後2の4つの試験から構成されています。詳細は以下の通りです。

  • 午前1:ITに関する基礎知識(4肢択一)50分
  • 午前2:プロジェクトマネジメントに関する基礎知識(4肢択一)40分
  • 午後1:プロジェクトマネージメントに関する文章読解問題、90分
  • 午後2:プロジェクトマネジメントに関する小論文試験、120分

私の合計学習時間は95時間でしたが、すでに他の高度情報処理の資格を持っていたため、それほど苦労せずに取得できました。PMBOKの知識は必要ですが、浅くても十分対応できます。

午後1試験では文章を読み解いて、設問に該当する答えを導き出す力が必要となります。

午後2試験で合格水準の論文を書くためにはリアルな現場の経験とプロジェクトマネージャとしての視点が必要です。

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3. PMPの概要

PMPの試験は230分で、合計180問の4肢択一がメインです。受験資格としては、大卒者の場合、36ヶ月のプロジェクトマネジメント経験が必要です。また、受験前に35時間の公式なプロジェクトマネジメント研修の受講が必要です。

私の学習時間は合計で245時間でした。ゼロからのスタートだったため、取得するのにとても苦労しましたが、習得した知識は実際の業務で活用できました。

試験は選択問題とあなどるなかれ、非常に難易度が高いです。PMBOKやアジャイルに関する本質的で深い理解がなければ合格は難しいでしょう。

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4. どちらの資格を取得すべきか?

どちらの資格を取得するかは、あなたの目的や状況によって異なります。以下に、それぞれの資格のおすすめの対象者を示します。

プロジェクトマネージャ試験をおすすめする方

  • 費用面でPMPを受験するのが難しい場合
  • 他の高度情報処理試験の取得も考えている方(合格することで2年間午前1試験が免除になるなどのメリットがあります)

PMPをおすすめする方

  • 英語が得意な方(問題文が英語でわかりやすい場合が多いです)
  • 会社が費用を負担してくれる場合
  • 国際的な資格が必要な方

まとめ

プロジェクトマネージャ試験とPMPは、どちらもプロジェクトマネジメントの資格として非常に重要です。しかし、取得すべき資格は、あなたの目的や状況によって異なります。どちらの資格も、PMBOKの知識が必要であり、社内からの評価が高く、花形資格です。

プロジェクトマネージャ試験は、費用面でPMPを受験するのが難しい場合や、他の高度情報処理試験の取得を考えている方におすすめです。一方、PMPは、英語が得意な方や、国際的な資格が必要な方におすすめです。

どちらの資格も、普段の業務で利用しない場合は忘れてしまう恐れがありますので、取得後も継続的に学び続けることが重要です。また、前提条件なしで考えた場合、取得難易度は同じくらいです。

最後に、どちらの資格を取得するか迷っている方は、まず自分の目的や状況を整理し、自分に合った資格を選ぶことが大切です。これからのプロジェクトマネジメントのキャリアを充実させるために、ぜひ資格取得にチャレンジしてみてください。