わたしと情報処理

ITストラテジスト試験合格体験記:大きな達成と喜び

こんにちは、はずけいです。39歳のシステムエンジニアとして、15年以上のキャリアを積んできました。私はこれまでに、8つの高度情報処理を取得しました。今回は、ITストラテジスト試験の合格体験を皆さんと共有したいと思います。

この合格体験記では、試験の準備方法、当日の経験、そして合格後の感想まで、私が歩んだ道のりを詳細にお伝えします。

ITストラテジスト試験の合格を目指す皆さんにとって、一つの指針となれば幸いです。それでは、私のITストラテジスト試験合格の旅を始めましょう。

受験の背景:挑戦への道

わたしは、情報処理技術者試験を全制覇するという大きな目標を掲げ頑張っていました。

半年前の試験では、プロジェクトマネージャ試験に一発合格し、その成功により自信と勢いを得ていました。

次に目指したのはITストラテジスト試験です。

実は、この試験には2016年に一度挑戦しています。

当時受験したときは、ITストラテジストはとても難しい雲の上の様に感じていましたが、この分野に興味があったので試しに受験してみました。

結果は不合格でしたが、ちゃんと勉強すれば合格できそうだという感触もありました。

自分のキャリアと会社の報奨金システムの関係で、別の試験を優先させていましたが、2021年、満を持して再挑戦することとしました。

準備と学習方法:効率的なアプローチ

わたしは、ITストラテジスト試験の4ヶ月前から学習を開始し、最終的には合計89時間の勉強をしました。

この時期、わたしは朝活に全力で取り組んでいました。

夜は9時に就寝し、朝は自然と4時に目覚める生活リズムでした。

朝の時間は、ITストラテジストの学習の後、ブログを書いたり本を読んだりする充実した時間を過ごしていました。

現在は2歳の子育てに奮闘しており、以前のような朝活は難しくなっていますが、「たとえ30分でも」という考えで朝活を続けています。

勉強方法については、長年、高度情報処理を受験して確立した、私にとって最適な方法を実施しました。

まず、テキストを10時間程度かけてざっと流し、その後はひたすら過去問を解くというスタイルです。

ITストラテジスト試験では、3年分の過去問を2周しました。

午前2試験では、マーケティングや経営に関する手法や理論が出題されるため、元々経営分野に興味があったわたしにとって、この学習は楽しいものでした。

午後2の論文試験では、企画立案やシステム構築の原案を考えることが求められます。

わたしは直接そのような仕事を経験したことはありませんでしたが、過去にシステム企画を考える方と仕事をした経験があり、その時の経験が論文作成に非常に役立ちました。

論文の練習では、過去問の2周目には必ず異なる内容で書くという自分のルールを設け、これが非常に良い練習になりました。

試験当日の経験:冷静な対応

試験当日、わたしはこれが24回目の情報処理技術者試験ということもあり、緊張することなく、落ち着いて試験に臨むことができました。

午前2試験では、勉強してきた過去問と同じ問題が多く出題されたため、自信を持って回答することができました。この試験は危なげなくクリアできたと感じました。

午後1試験に関しては、予想外に簡単に感じ、試験中に「ここで落ちることはないだろう」と確信しました。この安心感は、試験の残りの部分にも良い影響を与えました。

午後2試験の論文では、練習通りに進めることができました。

試験の最後の方では腕が疲れてきて、文字を書くスピードが遅くなりましたが、時間ギリギリで必要な字数をクリアすることができました。

論文の内容は、ITストラテジストというよりは、少しプロジェクトマネージャの視点に近いものでしたが、合格を期待できる出来栄えだったと感じています。

このように、試験当日は冷静に、そして確実に問題に取り組むことができ、自信を持って試験を終えることができました。

合格の瞬間:達成感と喜び

合格発表の日、わたしは自分が合格しているという自信がありました。

直近でシステムアーキテクト、データベーススペシャリスト、プロジェクトマネージャの試験に立て続けに合格しており、このITストラテジスト試験で合格すれば、それは4連続の合格という、自分でも信じられないような大きな成果となるはずでした。

しかし、その大きな成果が目の前に迫ると、逆に緊張が高まりました。

合格発表のサイトにアクセスし、受験番号とパスワードを急いで入力しました。最後の「表示」ボタンを押すときは手が震えていました。

そして、画面に表示されたのは「合格」という2文字。その瞬間、わたしは嬉しさのあまり何度もガッツポーズをしました。長い時間と努力をかけてきた勉強の成果が、この瞬間に実を結んだのです。

自分がこれほどの成果を達成できるとは思ってもいませんでしたが、その実現には深い感動と達成感がありました。

この合格の瞬間は、わたしにとって忘れられない、特別な記憶として心に刻まれています。

アドバイスと奨励:ITストラテジスト試験への道

ITストラテジスト試験を受験する前、わたしはこの試験の対象者をプロジェクトマネージャーよりも上位の経営層に近い立場だとイメージしていました。

しかし、実際に受験してみると、そのイメージとは少し異なりました。

試験は、どのようなサービスを提供するか、そしてそのためにITをどのように活用するかという、システムを企画する立場に近い内容でした。

わたしが感じたことは、ITストラテジストは高度情報処理資格の中でも比較的文系寄りの資格だということです。

午前試験を突破する力があれば、開発経験がなくても合格することは十分可能です。

ただし、システム開発の目的や狙いといった観点が重要になるため、要件定義に全く関わったことがない場合は、午後の論文試験でネタに困るかもしれません。

この試験は、システムの企画に関する仕事をしている方や、その分野に興味がある方に特にお勧めします。

ITを活用して新しい価値を生み出すことに関心がある方にとって、この資格は非常に有意義なものとなるでしょう。

7. 最後に:皆さんへのエール

このITストラテジストの資格は、高度情報処理技術者試験の中でも特に難易度が高いとされています。

わたし自身、この資格を取得することは長年の目標であり、合格したときの喜びは言葉にできないほどでした。

しかし、実際に試験に挑戦してみると、世間的な評価の高さに比べて、実際の取得難易度はそれほど高くないことに気づきました。

特に、システムの企画に関する仕事をしている方や、その分野に興味を持っている方にとっては、非常にお勧めできる資格です。

わたしの合格体験記が、これからITストラテジスト試験に挑戦しようと考えている皆さんの参考になれば幸いです。

この資格は、IT分野でのキャリアをさらに発展させるための一つのステップとなるでしょう。

皆さんも、ぜひこのチャレンジを試してみてください。わたしは皆さんの成功を心から応援しています。