ライフスタイル

高度情報処理8つ、PMP持ちのわたしが転職活動した結果

こんにちは、はずけいです。39歳のシステムエンジニアです。

わたしは、基本情報処理技術者、応用情報処理技術者、8つの高度情報処理、PMPの資格を持っています。

システムエンジニアが転職活動を行う上で、資格がどれくらい評価され役に立つのか気になる方は多いのではないでしょうか。

今回は、わたしが本気で転職活動をした結果と、転職活動において資格がどれくらい役に立つのか、わたしが感じたことをについて記事にしてみました。

資格取得を頑張っている方、転職を考えている方は、ぜひ読んでみてください。

結果

まずは転職活動の結果からお伝えします。

結果は8社を受けて書類選考落ち1社、一次面接落ち3社、二次面接落ち3社、内定1社でした。

内定をいただいた1社に転職することにしました。

選考を受けた会社、内定をいただいた会社について詳細はお伝えできませんが、コンサルティング業界、システム開発を行う企業に応募しました。

学んだこと、感じたこと

転職活動を通じて感じたことは以下の4つです。

  1. PMPの価値はすごい。
  2. 資格だけで内定はもらえない。
  3. 結局のところ転職は経験とコミュ力
  4. 転職活動めちゃくちゃ大変

PMPの価値はすごい

転職エージェントの方からは、PMPを持っていることは非常に強みになると評価をいただきました。

また、実際の面接でも「PMPを持っているからプロジェクトマネジメントについてはご存知ですね」というように、プロジェクトマネジメントの有識者として見られました。

わたしの保有している資格の中で対外的な評価として、一番価値があるのはこの資格だと実感しました。

そのほかの資格は、個別に言及はありませんでしたが、資格取得の努力をしたことは評価いただきました。

資格だけでは内定はもらえない

たくさんの資格を持っていることの利点として、書類選考は通りやすかったと思います。

資格をたくさん持っていることは自己PRのネタの一つとして話すことができました。

しかし、面接では何度も落とされました。

当たり前ですが、資格をいくら持っていても内定の決め手にならないことを実感しました。

転職は経験とコミュ力

わたしが選考で落とされた理由として、大きく2つありました。

1つ目は、企業が求めている経験とわたしのこれまでの経験がマッチしていないというものです。

企業が求めていたのは、システム開発経験、とりわけ要件定義といった上流工程の経験を重視していました。

わたしの経験はどちらかといえば、維持保守メインであったため、落とされることが多くありました。

2つ目は、コミュニケーション能力の不足です。

ここでいうコミュニケーション能力とは、面接の中で聞かれたことに対し、素早く的確な回答をする能力のことです。

素早く的確な回答をするには、質問の意図を的確に把握しする力、論理的に考える力、相手にわかりやすくアウトプット力が必要です。

この能力はとりわけコンサルティング業界では重要視されていると感じました。

この2つのうち、どちらかでもあれば、もっと多くの内定を取れたなと感じています。

転職活動めちゃくちゃ大変

転職活動はめちゃくちゃ大変でした。

何が大変かというととにかく時間がないことです。

まずは転職の準備の時間です。

自己分析に、企業研究に、面接の練習にとかなりの時間が必要でした。

わたしの場合は、毎朝早起きして時間を作りました。

次は、面接、面談の時間です。

面接前に必ず1度はエージェントと面談が必要です。企業とも、カジュアル面談(仕事内容などをヒアリング)、一次面接、二次面接と多ければ3回面接、面談が必要です。

面接、面談はオンラインなのでやりやすいのですが、頻繁に有給を使うことも難しかったので、毎日定時後に面接・面談を行なっていました。

当然、定時後に仕事が入ってくることもありますが、「転職の面接があって」とは言いにくいので、そこをなんとかやりくりするのが大変でした。

アドバイス

これから転職活動をする方、将来的に転職するかもしれない方に向けたアドバイスは下記3つです。

  1. 転職の本音を書いておく
  2. 少しでも転職したいと思ったらとりあえずやってみる
  3. 戦略的にスキルを磨く

転職の本音を書いておく

1つ目は転職の本音を書いておくということです。

転職活動を始めるときに、なぜ転職活動をするのかということをメモしておきます。

転職活動は迷いの連続でした。

転職活動をやめようと思うことがなん度もありました。選考に落ちたり、引き留めにあったりした時です。

転職する業界や企業選びも大変でした。次から次へ求人の紹介があるのでそれを捌くだけでも大変です。

また、転職の理由をいろいろな人に言うことになります。(エージェント、選考企業、現在の企業、家族)

伝え方がそれぞれ微妙に異なってくるので、どれが自分の本音かがわからなくなってしまいます。

わたしの場合、転職を始めた時の気持ちをメモしてあったので、迷った時はいつもそれを見て転職した当初の気持ちに立ち返り、判断の基準にすることができました。

少しでも転職したいと思ったらとりあえずやってみる

2つ目は「少しでも転職したいと思ったらとりあえずやってみる」ということです。

わたしの場合、転職活動をするのは今回が2回目でした。

1回目の時は、自分の転職の軸が定まっておらず、面接もなかなか受からなかったためすぐに辞めてしまいました。

しかし、今考えるとこの1回目の失敗がものすごく役に立ちました。

具体的には、一度失敗しておいたおかげで下記のようなメリットがありました。

  • エージェントに登録してから、面接までの流れがわかっていたのでスムーズに進められた。
  • 職務経歴書は前回作成したものを手直しするだけで良かったので非常に楽だった。
  • 転職活動する理由を明確に定めておくことで、判断の基準にでき、最後まで頑張れた。

実際にやってみるということは、大変ですが、一番効率よく経験値を取得することができます。

例えば、野球のルールブックやテクニックの本をどれだけ読んでも、野球は上手くなりません。実際にやってみるのが上達の一番の近道です。

もし、少しでも転職して見たいという気持ちがあるのであれば、失敗を覚悟で自分のできるところまで進んでみるのがおすすめです。

戦略的にスキルを磨く

3つ目は「戦略的にスキルを磨く」ということです。

当たり前ですが、転職では今までやってきたこと、経験、スキルがとても大切だと感じました。

わたしの場合、システムの維持・保守の経験が長かったのですが、選考を受けた企業は、開発経験、特に要件定義などの上流工程の経験を重要視しているということが多かったです。

経験、スキルがマッチしないということで、選考見送りになった企業がいくつもありました。

会社や上司から与えられた仕事をこなすだけではなく、自分の将来のことも考えて自分がやりたい仕事を伝えて、経験を積んでおくことは大切だと感じました。

とはいえ、転職する気がない時は、自分の将来を考えてスキルを磨くというはとても難しいことです。

過去の自分を思い出してもそんな気分になれないと思います。

その場合は、現在の仕事で学んだことを書き留めておくことと、本を読むことをお勧めします。

今の仕事も苦労しながらも自分なりに工夫してやっているはずです。学んだことも多いはずです。

転職活動では、それらをアピールすることが大切ですが、後から思い出すのは大変なので、記憶がフレッシュなうちにどこかに書き留めておくことがお勧めです。

今から将来のことを考えるのが難しい場合は、本を読めば人生に対する考え方が変わって、新しい気持ちになるかもしれません。

わたしのおすすめの本をまとめていますので、興味がある本があれば読んでみてください。

最後に

わたしの転職活動について、思ったことを記載させていただきました。

資格をいくら持っていても、それだけで内定をもらえるわけではないというのは、今回改めて確認しました。

それでも、資格をたくさん持っていることは、多くの企業で評価いただきました。

あとは、資格の勉強をしていたおかげで、朝活が定着し、その時間を転職活動にも使うことができました。

転職先で新しい仕事に挑戦するのは楽しみですが、ちゃんとやっていけるか正直不安ですが、頑張っていきたいと思います。